間もなく旅行に出かける。
全てネットで手配だし,リクエストは英語のメールでやりとりする。完全なる一人旅である。
入念な下調べをしたら、あとは現地で何とかする。自由な代わりに自己責任が重くのしかかってくる。
閉塞感で辛くなって国外に出るけれど、帰って来る頃は日本のありがたみをしみじみ感じることができる。
若い頃にやり残した事を今になってやっている。
大学4年の夏休みにヨーロッパ一人旅を企画していたのだが,車の免許をとらなくてはならなくなり、貯めてたお金をつぎ込んだ。体もお金も自動車免許に費やすことになってしまった。親は大学の学費しか払わなかったからバイトで稼いでピアノや声楽のレッスンを受け、残りを貯金してたわけだ。
意外に苦学生な自分。そして就職したが、最初はあまり貯金もできず、暇もない感じに過ぎていった。
「退職してから行けば良い」って考えていたのだ。
しかし,体力の衰えを感じてくると、「今行かなくては」って気持ちに変わった。
いろいろ準備とかが面倒なんだが、行くか行かないかでは見聞の差に大きな違いが出て来るのだ。
もちろん価値観の問題である。国内にいたい人はそうすれば良いし海外に行きたい人はそうすれば良いし。
ただ本当に死ぬ時に「あの時ああすれば良かった」と後悔したくない、それに尽きる。
悩めるのは若者の特権。
悩んでいる間にも確実に時間は過ぎて行くのだ。
「やらない後悔よりやった後悔」ですな。
子曰く・・・で始まる論語の世界観はとても身につまされる。
日々、後悔の無いように生活する事を心がける…
おっと,英語やりとりのメールが届いた。
「何~っっ空港まで迎えに来れない・・・だと?」
タクシーかよっっ
全く何が起こるか分かりませんな。
ピンチはチャンスっっと心得よ。
・・・・・・・ということで。
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