「調」と言えば,「明るい」「暗い」という曲の雰囲気を区別する。
明るければ「長調」(メジャーまたはdur)で,暗ければ「短調」(マイナーまたはmoll)
「調」は高さも調節できますぞ。
カラオケなどでキーが高すぎるまたは低すぎるので自分の声にあった高さにコントロールする。
これを「変調」と言うのだ。曲の途中で調を変えることが「転調」ということになりますな。
作曲者の得意な楽器によって調が決まる。
あーでも,仕上げに高さ調節する方もいるかと思うので,作っている最中の調に限らせてもらう。
自分は中級のピアノ弾きなので臨時記号のたっぷりついた調は,面倒。
シャープやフラットが1つずつの調で作ってる。
ヘ長調またはニ短調。或いはハ長調またはイ短調。
(もし作り手がギターの初心者ならEmのコードをたくさん使うと思う。何しろ弦抑えるの簡単ですからな。)
音源はサンプリング音源の切り貼り、そして簡単な調にて作っているのだ。どんだけ楽するのか・・・
しかしそんな自分にも例外があった。
管楽器を使った場合・・・それをメインにすると・・・調を変えざるを得なくなるのだ。
絶対音の世界では「ドレミファソラシド」は決まった高さで,「ピアノ」とか「C管」(フルートとか・・・)ならそのままで行けるのだが,B管やEs管のドレミファソラシドはC管のようにはいかない。
B管の楽器でドレミファソラシドを吹いたらシ♭ドレミ♭ファソラシ♭になるのだ。
サックス音源を使った曲は,何とasmollという・・・フラットが6個もついた調で作ってしまった。
楽器によって「ド」の高さが違うのだ。有り得ない話だが・・・
ピアノとクラリネットは同じ調で演奏できないのだ。
高校の音楽のテストで,合奏課題が出た時,自分はピアノを弾き友達のクラリネット吹きと組むことになった。
とりあえず高級な曲をやろうということで「メンデルスゾーンの晩秋」を選んだ。
自分はニ短調で弾いたが,友達はホ短調で吹いた。聞いてる人の耳にはニ短調に聴こえるのだ。
つまりオーケストラのフルスコアは楽器によって調が違うということになるのだ。
だから何かの曲をオーケストラ用に編曲するのはとても大変ですぞ。
この点からみてもDTMって凄いと思いますな。面倒な操作無し,直接打ち込んでちゃんと高さがあった曲ができるのだからな。
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