趣味のこととか
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 ボカロは,便利なソフトである・‥が不自然である。
 高さとかブレスとか。
 通常の人間が成し得ない事を易々とやってのけるのである。
 人工的なものであることは言うまでもない。

 人間はおそらく自分に無いものを求めるのである。それがハイリスクであったとしても。
 
 ヨーロッパ貴族のご婦人方がとんでもなく細いウエストを手に入れるために(アイドルのウエスト58㎝だって細いのにこの時代では太いといわれてしまいますからのぉ)締め上げコルセットだけでは飽きたらず,肋骨を抜く・‥とか。肋骨を抜かずとも既に骨は変形している。もし貴婦人達の墓を暴けば,異常な骨格を目にすることになるはずである。
 
 音楽においては「声楽」のカテゴリにそれが存在する。
 
 ウィーン少年合唱団の少年はまさしく「天使の歌声」で全世界のファンを魅了し続けているが,声変わりと共に退団ということになるのだ。少年の声はとても透き通っていて美しい。
 ソプラノ歌手のそれとは似て非なる代物と言って良いだろう。
 声を聴き比べればどなたにも理解は可能かと思いますな。

 「カストラート」という現代では実在しない人たちの声を生で聴いてみたいと思う。
 男声のソプラノ歌手とでも言えばよいかのぉ。彼らは去勢しているので変声はしないが,肺活量や骨格は男声のままなので・‥かなり美しい声が出たのだろうと思う。
 現代ではそういうことはできませんからのぉ・‥

 オネェ系の方々の性転換とはまったく違う。声変わりする前に去勢するのだ。
 
 「もののけ姫」の歌で有名な米良さんは,裏声で高い声を出すけれど,カストラートたちは,ノーマルボイスで歌えるのでもっと鋭く高く美しい声である。
 ソプラノ歌手マリア・カラスの伝説として有名なことだが,シャンデリアのガラスをいとも簡単に震わせることができると思う。
 
 1922年に最後のカストラートが亡くなった。動画サイトに行けば古いレコードの音源が聴ける。
 ・・・ただ,あまり上手ではないことと,歳をとってからの録音なので,今ひとつであるのだが,伸びやかな高音を聴くと素晴らしいと思ってしまう。

 バチカンにも賛美歌を歌うカストラートがいた。かつて女性は教会で歌うことが許されず,少年はいずれ声変わりをしてしまう・‥理にかなった存在であった。
 
 神に捧げる歌を歌うものは「神様に黄金の玉を差し出している」といったところですかのぉ・‥


 モーツァルト作曲による「魔笛」の中の「夜の女王のアリア」は非常に高音が難しい。
  
 当然モーツァルトの時代にもカストラートはいて,教会や宮殿で美しい歌声を披露していた。宮殿出入りのカストラートは,貴婦人にモテモテ。「お遊び」には好都合のお相手と言うことになりますな。・‥何しろ・‥

 今一流のソプラノ歌手が歌ってもモーツァルトは
 
「は?なめてんの?」

と怒りをあらわにすることだろう。芸術も「美しさ」を追求するとこういう事になる。
 
 ニコニコ動画にカイトが歌っている「夜の女王のアリア」がある。まさしく人工的な高音・‥もっと人間らしく調整すればカストラートの歌声に近いやも知れませぬ。

 日常生活の我々も「美しさの追求」の名の下にいろいろと不自然なことをしていますな・‥

 自然体で生きていきたいと願う今日この頃である・‥年寄りの言い訳ですな。  


  

  
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鏡音リンとレンを使って曲を作っています。ピアプロで歌詞募集をさせて頂いたり,ニコニコ動画に動画などを投稿しています。海外旅行に行くのも好きです。

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